看護の専門性 2

昨年末に専門の国際学会に参加した。どちらかというと医学系であとはOT, PSW,CPといったいわゆる多職種が参加したものだ。看護もいないわけではないが少ない。

非薬物療法は看護の専売特許?のようなことを聞くが、断じてちがう。こういう学会に参加するとOTやCPの人たちの非薬物療法の研究はすごくて、研究のデザインも考察もとても緻密だし、なによりきちんと文献検討をしている。非薬物療法の開発は看護の専売特許ではない。認知症は在宅ケアを基盤としているので、それを一緒に考えても、やはり看護が非薬物療法を発展させているわけではない。

かといって薬物療法は看護の範疇ではないのかといえばそうでもない。日常生活上の服薬コンプライアンス、薬物の効果のモニタリングなど看護師がやっておけばよいことも多い。

では看護師はなにするものなのか。前回は熟練した介護士とはちがうなにか看護に特化したものはないのかと書いた。熟練した介護士と一緒に働くのはエキサイティングな体験だ。看護師は彼らに頼りにされないといけない。

看護を教えてる側からすると、徹底的な生活からの視点が看護の専門性と思う、そして、そこに疾患、治療、環境、先の見通し、その人の立場での視点、これまでの経過を総合したうえで、今何が起こってて、この先の生活の水先案内人のような選択肢をその人が選べるような環境をつくり、選んだあとは(選ぶ時も多少背中を押せるといいが)、チームでその背中を押していく雰囲気をつくるのが看護なんだろうと、他職種の専門性にふれ、思う。

病気は人が創り出した概念だ。それにわざわざあてはめて人を考えるなら、その人にとって病気の弊害を埋め合わせて相殺するような恩恵がないといけないと強く思う。その役割を担うのが看護師であり、看護師でないといけない。

 

 

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